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ツェラミカネットショップ物語

【第3話の1】『初期ワンオペ時代(1)』

「なんとかわいい陶器なのだろう!」
「もっとたくさん見てみたい!」
「もっとたくさん手に入れたい!」
という欲望から始まったこの輸入&小売業ですが、
何もかも初めて知ることばかりでした。

外国から食器を輸入するときに、食品衛生法に関する検査を受けないといけないって、
ご存知ですか?
知らなかったのは、私だけ?…ではないと思います。

せっかくかわいいポーランド陶器を日本のみなさんにご紹介するのだから、
できるだけアイテム数も揃えて楽しく選んでいただきたい!
そう意気込んでいたのですが、なんとその検査、形毎、色(柄)毎、メーカー毎に
全種類が検査の対象になるというではないですか!
例えばマグとボウルとプレートで3種。それぞれ5柄あれば、×5で15種類。
15件の検査費用がかかってしまう!
無知な私は、もっとたくさんのアイテムを考えていたので、さらに大変な額に!

お金はかかりますが、当初の予定通りに発注しました。
無知って恐ろしいですよね。

名古屋検疫所に輸入食品相談指導室というところがあると知って、電話で相談。
その後、いくつかの検査機関に電話で問い合わせてみて、検査機関を決めました。
決め手は…フィーリングです。
とにかく初心者にもわかるように、どんな質問にも答えてくださった会社さまです。
2歳だった娘を連れて検査用サンプルを届けに行ったのですが、
とても優しく対応してくださいました。

検査結果は、もちろん「適」でした。
これで、安心してお客様にご紹介できます。
ツェラミカの商品は、カドミウム、鉛を使用しておらず、食器としての使用に適しています。

そんなこんなで、海運業者さまと契約したり、メーカーに送金したり、
初めて届いた陶器たちがバリバリに割れていたり、
さまざまな壁を乗り越えて、よちよちと歩き始めたのです。

ある日、開店準備について書いたブログを読んでくださった方から、
「価格や購入方法の記載がないが、お店という名前のブログですか?」と尋ねられました。
お待たせしてしまって本当に申し訳ありません!
メーカーが持っている在庫を売ってもらうのではなく、
注文生産なので、とっても時間がかかるのです。

実は、ネットショップ開店時、初めて発注した陶器たちが
製造過程の技術的な問題によって予定通りに届かなかったのです。
そんなことある?と思ったりもしますが、
現地で起きていることはこちらからはわかりませんので、
メールなどでやりとりをしながらとにかく待ちました。

予定より遅れて荷物が入荷すると、いよいよネットショップの制作です。

あれ?ここからがネットショップ物語の『初期ワンオペ時代』のお話になりますね。

思いのほか長くなってしまいましたので、
今回を【第3話の1】として、次回を【第3話の2】とさせてください。
次回こそはネットショップのことをお話ししましょう。
第1話であれこれ寄り道せずにネットショップのことを中心にお話しすると申しましたが、
すでに脱線。
先が思いやられます。

割れて届いたサンタさん

▲バリバリに割れて届いたサンタさん。輸入開始当初、メーカーの梱包はびっくりするほど簡易でユルユルなものでした。その後、要望を伝えながら調整を重ねて徐々に改善されていきました。

ツェラミカネットショップ物語は全10話。毎週月・水・金曜日に更新いたします。
  1. 【第1話】『ツェラミカネットショップの歴史』
  2. 【第2話】『もりべの自己紹介』
  3. 【第3話の1】『初期ワンオペ時代(1)』
  4. 【第3話の2】『初期ワンオペ時代(2)』
  5. 【第4話】『初めてのアルバイトさん』
  6. 【第5話】『身内から強力な助っ人』
  7. 【第6話】『倉庫業務の外注』
  8. 【第7話】『ネットショップ制作を夫に委託』
  9. 【第8話】『岡崎店と岡崎倉庫』
  10. 【第9話】『ちょっと落ち着いた現在』
  11. 【第10話】『ネットショップを新たな交流の場に』
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